大阪心斎橋の早川クリニック TOP > 避妊・ピルでのお悩み > ピルの服用方法・注意点
ピルには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストーゲン)が含まれていて、その配合比によって、いくつかの種類に分類されます。
※ いずれも1日1錠を定められた順にしたがって服用します。
月経の始まった最初の日曜日から飲み始める方法もあります。
最初の日曜日が月経の初日とずれがある場合は、1周期目に限って飲み始めの1週間、他の避妊法を併用する必要があります。
病変は骨盤内にあることが多く、子宮の筋層内(子宮のかべ)に病変ができて子宮筋層が肥厚する(子宮のかべが厚くなる)場合は子宮腺筋症といいます。
ピルを服用し始めたら、こんなことに注意しましょう!
- ピルは、エイズや性感染症を防止するものではありません。
これらの感染防止には、コンドームを使用することが大切です。 - のみ忘れにより妊娠する可能性がありますので、指示された服用方法を守ることが大切です。
- 月経が2周期続けて来なかったり、説明どおりに服用せずに月経がこないときは、妊娠の可能性もありますので、ただちに医師の診察を受けて下さい。
- 激しい下痢または嘔吐が続く場合は、薬の成分が吸収されにくくなり、妊娠する可能性が高くなりますので、医師または薬剤師に相談・報告してください。
- 他の薬を服用する場合には、必ず医師または薬剤師に相談してください。
- 安全に服用するためには検診がともて大切です。長期間服用する場合には、問診と検診(血圧測定、臨床検査、乳房・腹部の検査)を6ヶ月毎に、子宮頚部の細胞学的診断を1年に1回受けるようにしてください。
のみ忘れが1日の場合
気づいた時点で、ただちに服用して、その日の錠剤も通常どおりに服用しましょう。
2日以上連続してのみ忘れた場合
服用を中止して、次の月経から新しいシートで再び服用を開始しましょう。
中止している間は、他の避妊法を使用しましょう。
(ただし、月経の周期を乱したくない場合は、他の避妊法を併用しながら、そのまま予定通り21日間のみ終えて下さい。)
就寝前など、毎日決まった時刻に服用する習慣をつけましょう。
- 副作用
- 副効用
- 以前経口避妊薬を服用して過敏症を起こしたことのある人
- 乳癌、子宮体癌、子宮頸癌、子宮筋腫およびその疑いのある人
- 原因不明の性器出血のある人
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患にかかっている人、またはこれらの病気にかかったことのある人
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
- 血栓性素因がある人
- 抗リン脂質抗体症候群の人
- 4週間以内に手術を予定している人、手術後2週間以内の人、産後4週間以内の人、および長期間安静状態の人
- 重症の肝障害のある人
- 肝腫瘍のある人
- 脂質代謝異常のある人
- 高血圧のある人(軽度の高血圧の人を除く)
- 耳硬化症の人
- 妊娠中に黄疸、持続性掻痒症または妊娠ヘルペスの症状があらわれたことのある人
- 妊婦または妊娠している可能性のある人
- 授乳中の人
- 思春期前の人
- 40歳以上の人
- 乳癌の家族歴(家族に乳癌になった人がいる)または乳房にしこりのある人
- 喫煙者
- 肥満の人
- 血栓症の家族歴のある人(家族に血栓症にかかったことがある人がいる)
- 糖尿病またはその疑いのある人
- ポルフィリン症の人
- 肝障害のある人
- 心臓の病気、肝臓の病気にかかっている人、またはこれらの病気にかかったことのある人
- てんかんのある人
- テタニーのある人
- 医師の治療を受けている